適応障害は強いストレスが引き金となり、心身の不調を引き起こし日常生活に支障が出る状態です。
うつ病の一歩手前の状態であり、不安感や焦燥感で行動面に悪影響が生じます。
大人だけでなく小児でも起こりうる障害であり、学校に行けなくなることもあります。
適応障害とうつ病の症状は似通っていますが、症状の重症度が異なります。
うつ病はストレスから離れても抑うつ状態が持続しますが、適応障害はストレスから
離れることで緩和します。
ストレスの有無によって発症するかどうかが大きな違いだといえます。
適切な治療をしなければ、うつ病に移行することもあるので注意が必要です。
適応障害の基本的な治療方針はストレス対処です。
精神科・心療内科によるカウンセリングなどの心理療法が中心となりますが、
症状に合わせて薬物療法が行われることもあります。
早期対応で治りやすいため、異変に気付いたら精神科・心療内科に
相談することをおすすめしますよ。